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第29章 ♥隠れて甘いkissをして/立花と香

フロアの端にある、会議室Bのプレートを「使用中」に変えて


あたしが入ってから間もなくして、立花先輩が姿を現した。


イスから立ち上がって、資料を手に取る。



「お疲れ様です、先輩。
これ、○○社の……」

「はは、相変わらず真面目」

「………!」



扉を閉めて、先輩は笑いながらあたしに近付いてきた。


……こうして社内で会うのは久しぶりで、妙に緊張する。


なんか、家で見る時とは違う人みたい。



「香、顔真っ赤だよ?」

「……海老沢です。立花先輩」

「今は誰も見てないじゃん」

「で、でも、ここは会社だから……」



ど、どうしてこんなにドキドキするのかな……


昨日同期がやたら先輩を褒めたもんだから、そのスーツ姿をじっと見つめてしまう。


痩せてる先輩の上半身が、さらにスリムに見えて


ネクタイとシャツのボタンはかっちり締められてるけど、その首元は堪らなくセクシーだ。


な、なんか見ただけで変な気分に……///

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