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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第29章 ♥隠れて甘いkissをして/立花と香

「……好き……」

「………!」

「……大好きです……」



……あたし、なんで泣くの?


嬉しいから、いつもみたいに明るく笑いたいのに


いつもみたいに先輩の胸に飛び込んで、ぎゅって抱きつきたいのに


愛しい気持ちが、あとからあとから溢れるばかりで


ただただ、想いを口にすることしかできない。




「先輩、ごめんね……
香、勝手に嫉妬して、ふてくされて、あんな風に電話しちゃって……」


「…………」


「先輩が香の旦那さんになってくれたことが、こんなにも幸せで

こうして帰ってきてくれることが、心から嬉しいのに

……ちょっと欲張っちゃった♡」


「……香……」


「……えへへ、ダメですね。
いつまでたっても、ワガママで……」



……毎日が、夢のようだから


一緒に居る時間は、いつもあっという間に過ぎてしまうけど


あたしには、先輩と一緒に生きていく未来があるから


ひとつひとつに感謝して、大切にしなきゃ。


今夜の飲み会っていう、小さな出来事だけで


深くて、すごく大事なことに気付くことができたなぁ……♡

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