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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第33章 ☆*♪ X’mas short short *1*


……あなたが、うちの会社の営業一課のエースで


人望があり、誰よりも仕事が出来るのは、周りの同僚達全員が知っている。



「……いいから、黙って付き合えよ」



だけど


彼女に内緒で、クリスマスの計画を立ててくれて


振り向いたその顔に、痺れるような極上の微笑みが溢れてることは


莉央の恋人に昇格した、私しか知らない。




「沙月が、熊とその仲間達と一緒にはしゃぐ姿

俺、もう一度見たい」




衝撃で固まった頭を、優しく撫でて


笑顔の莉央が、私をぎゅっと抱きしめた。




「若い奴らで溢れる、定番のデートコースだとしても

当日の来場者の中で、1番多く笑うのは間違いなくお前だ」


「…………!!」


「大勢のカップルの中で、誰よりも1番幸せな彼女になるぜ」


「…………っ」


「……そんな風に、沙月に感じてもらえるように

最高のクリスマスにするから。

期待してて」

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