♡*:。.rena's world story.。:*♡
第34章 ☆*♪ X’mas short short *2*
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『……その星が
俺の想いを全部吸収して
渡すだけで、相手の心に届いてくれねぇかな』
『……えっ?……』
『そのネックレスを、渡す相手に
かれこれ、10年片想いしてるんだ』
『………!
じゅ、10年もですか……!?』
『笑えるだろ?
………本当の想いを口にするのが、すげー苦手でさ。
伝えたいことは、たった一言なのに
肝心な所で、言葉にできない』
『……そんな風に見えませんよ?』
『はは、だよな。
自分でも相当イケてるって、自覚あるんだけどさぁ。
………カッコつけてるだけだ。
本当の俺は弱虫で、臆病で、すっげーダサいんだよ』
『…………っ』
『………想いが、強すぎて
口より先に、手が出そうで
暴走して抱きしめそうになったら、まずはそれを渡そうかと』
『…………!!』
『………だから、そのプレゼントが
俺の欲望を抑えて、ちゃんと真の気持ちを伝える為の
お助けアイテム的なものに、なってくれるといいんだけど………』
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