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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第34章 ☆*♪ X’mas short short *2*

「お、お客様……?」

「わ、私……っ こ、これ……」

「…………!」



どうしよう、うまく話せない。


首にかけたネックレスを、もう一度取り出して


なんとか口を動かす。



「私も、彼が大好きで……っ」

「…………!!」

「だ、だから去年、これを首にかけてもらった時、本当に嬉しくて……」

「…………っ」



店員さんが、ハッとして両手を口に当てて


みるみるその瞳に涙が溢れてくるから


私も、もう涙腺が崩壊してしまった。



「ほ、ほ、本当に……!?」

「は、はい~~……
私の彼、自分で言うのもなんですがイケメンでして……」

「じゃ、じゃぁ彼の気持ちは……っ」

「…………っ」

「届いたんですね……!!」



………周りのお客さんと、他の店員さんがザワザワしだして


手を取り合って号泣する私達に注目している。



………待ち合わせの8時まで、あと少し。





………ヒメ………!



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