♡*:。.rena's world story.。:*♡
第34章 ☆*♪ X’mas short short *2*
「お前、なんで走ってき……」
「好き」
振り返ったヒメの言葉を遮って、私はその胸に顔を埋めた。
「ヒメ、大好きだよ……!」
「…………!」
「ずっと、ずっと一緒に居てね」
「…………」
「もう絶対離れないでね。
ううん、離さないから……!」
ぎゅうっと抱きしめてから、顔を上げると
ヒメはいつものポーカーフェイスのまま、私の頭に手を置いた。
前髪をクシャクシャと触られる。
「なに、急に。
機嫌直ったんスか?」
「………え!?」
「昨日は増えたとか、朝は腰痛いとか
1人でブツブツ言ってたくせに」
「………もう、いいの!」
「はぁ?」
「つまり私は、ヒメが大好きなの!」
………努力しよう。
ヒメがずっと私を好きでいてくれるように
ダイエットも、メイクも、服のセンスももっともっと勉強して
料理の腕も磨いて、イイ女ってやつに少しでも近付けるように
この人の為なら、何でも出来る!!