♡*:。.rena's world story.。:*♡
第5章 ♥ノックアウト
「………!」
言葉にならないくらい、強い想いが溢れてきて
私は、そっと隼人にキスをした。
「……由宇からしてくれるなんて、珍しいな」
ほんの少し唇を離すと、隼人が微笑んで私の頭を撫でる。
「……私は、世界一幸せだよ」
一緒にいる時間の長さなんて、関係ない。
私を大事にしてくれる、貴方の優しさは
心の奥にまで、しっかり届いてる。
「安定とか、そんな事関係ないよ。
夢を追って、みんなに夢を与えてくれる、そんな隼人が好きなの。
……私は、隼人の奥さんにしてもらったから。
それだけで、幸せだよ」
「………………」
……私の想い、届いたかな?
ドキドキして、彼の瞳を見つめていると
隼人はそのままゆっくりと、私をソファの上に倒した。
「なんでそんなに、可愛いの?」
「………!///」
「その笑顔、独り占めしてーな。
もったいなくて、誰にも見せたくない」