♡*:。.rena's world story.。:*♡
第5章 ♥ノックアウト
「………っ ん……!」
上着のボタンを外して、隼人のキスが首すじに落とされる。
直樹君の痕が浄化していくみたい。
「由宇、どこ触られた?」
「……んっ……あ……」
あっという間に下着だけにされて、隼人の唇が鎖骨から胸へと移る。
な、なんか……
いつもよりゾクゾクするのは、気のせいかな……?
「……はぁ…っ……ん……隼……」
両手は頭の腕でガッチリと押さえられてるのに
隼人のキスは、触れるか触れないかってくらい優しいから
その違いによって、余計に体が火照る。
「……ん……あぁ………」
「やっぱりだめだな」
隼人はそう呟くと、体を起こした。
その目は、鋭く光っている。
「………だめ……?」
「本当は優しく抱きたいけど。
お前がそんな声で喘ぐから、無理だ」