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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第7章 ☆甘い誘惑

「…………!」




突然でびっくりして顔を上げると


私に気付いたその中年の男性は、にっこりと微笑んだ。




「あら♡ お客様ですか?」

「……!は、はいそうです!」




見た目ガテン系のオジサンなのに、少しオネエ口調だったことに戸惑いながら


私は慌てて返事をした。




「どうぞどうぞ、さっき閉めたばかりだけど、よかったらお選びくださいな」

「…い、いいんですか?」

「もちろん。
俺は出なきゃいけないんだけど、中に1人いますので」




その男性は私にバチっとウインクすると、ドアを大きく開けて、私を店の中に招き入れてくれた。


……この人が、昨日言ってたこの店のオーナーかな?




「波留(ハル)!
お客様がいらっしゃったので、お出迎えして。
俺はもう行くから!」


「…………!」



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