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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第7章 ☆甘い誘惑

「……!す、すみません…///」



やばっ。

どれだけケーキに顔近付けて悩んでるのよ!

閉店した後なんだから、早くしなきゃじゃん。




「なんだか、とても嬉しいです」

「……えっ!?」




彼はクスクスと笑いながら続ける。




「自分の作ったケーキを、そんなキラキラした目で見てくれるから。
嬉しくなります」

「…………っ」




ちょ、ちょっとその笑顔、反則……!


美男子にそんな顔をされたら、胸のドキドキが治まるわけがない。


彼は私を真っ直ぐに見つめると、再び口を開いた。




「僕、ハルっていいます。
波に留めると書いて、波留」


「……!わ、私は……
宮本彩……です」




いきなり名前を言い合った展開に、自分でも驚くくらい心臓が鳴り響く。


くすぐったいような感覚。



波留くんか~~


見た目に似合ってて、すごく良いなぁ。

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