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仰せのままに

第5章 お望みならば、喜んで

「だから、着替えろ。」

「でも、服がないんですが、…」

「んー、あ、こっち。」


ラフすぎる部屋着のまま、

和也様は、私の手を引っ張って、

「ここ、何でも着ていーから。」


広い、クローゼットの中に。

多種多様な服に囲まれて、

躊躇いながらも、

この家が、その手の企業のトップクラスだったことを知り、


なんとなく納得は、するが。


…それでも、こんな、、、。

「早くー。」

ドアの外から、聞こえた声に、

過剰反応して、

急いで、自分に合いそうな服を、

適当に手にとっていった。

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