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仰せのままに

第5章 お望みならば、喜んで

基本は、メイド服なので、

そんなに、服は要らないから

ふらーって見て、終わり。


の、はずだった。

「こっち、来て。」


入ったのは、可愛げな雑貨屋。

「和、こういう趣味?(笑)」

「バカ。誕プレ、好きなの選んで。」


そんな、、、

彼氏みたいなこと、言わないで。





「和が選んでよ。」

カレンちゃんなら、どう言うんだろう





「キタ、むちゃぶり(笑)」


ふざけながら、目だけ真剣で、

見つめられてるこっちが、

ドキドキする。


「あれ、真子、ピアス開けてたっけ?」

「うん。16の誕生日に、

主任に開けてもらった。」

「いてぇの?」

「まぁ、それなりに。」

「ん。これ…あ、ダメ。」

私の顔に近づけて、色々考えて、


「これ、どう?」


差し出したのは、


銀の林檎が付いている、ピアス。


「ほら、

白雪姫っぽいじゃん?真子って。」


笑った、貴方は、

どこか、遠くに感じた。

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