仰せのままに
第1章 お帰りなさいませ。
「メイド服って、脱がしづれぇ(笑)」
「和也様が、メイド達を襲いになりますから、
旦那様があえて、脱がしづらくされたのです。」
「てか、どうせさ、スカート長いんだから、タイツじゃなくて良いじゃん。」
ぷくって頬を膨らまして、
「もー、疲れた。」
唇を尖らせて、
「このまま、抱いた方が良いかも。」
口角を上げて、
「今日は、俺の好きにさせて?」
いつも好き勝手してるクセに。
「お好きなように、お遊びください。」
貴方様がいつも差し出すのは、カラダと、自分の欲、だけ。
ハジメテの夜に、重なった時に、
『好きにさせてあげる。
なったら、もう負けだけど。ね?』
なら、私はとっくに負けている。