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妹萌えフラグ3

第11章 兄の級友



気持ちの悪い沈黙が流れる。


委員長の視線はテレビに向く。

テレビの音量は0にされた。

そして、またしばしの沈黙が流れた。

「ま、別にだからどうってわけじゃないんだけど」


委員長は、やっと俺の方を向いた。


俺はなにも言えずに、ただ黙っている。


言い訳はしたくない。

嘘もつきたくない。

口を開きたくなかった。


「責めたりなんてしないよ…たださ…」

委員長が、麦茶を一口ゴクッと飲み、喉元がギュッと動く。


「私とヤってよ…」

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