妹萌えフラグ3
第2章 妹の朧夜
あるべき場所にシャワーがない…。
「ヘヘッ♪」
ふと気づけば、ユイが湯に浸かったまま、シャワーを手にしていた。
「おい、ユイ…ふざけんなよ…」
俺は呆れ果てた。
てか、早く流さないと風邪引くんだが…。
「返せよっ!」
「ヤダッ!」
ユイと俺のシャワー争奪戦が始まる…。
何だよ、この小学生みたいなノリ!?
たとえ小学生だとしても、このシチュエーションだと性別逆だろ…。
「ユイ…!」
俺は、ユイが自分の体の向こうに隠したシャワーに、手を伸ばした。
「あんっ!」
不覚にも、ユイの小さいながらも膨れた丘に、手の甲が当たってしまう。