妹萌えフラグ3
第12章 妹の勉強
「ちょ!何でぇ!?」
膨れっ面でユイが抵抗する。
「夕飯のあと、俺が勉強見てやるから!」
「ホントっ!?」
ユイがウキウキと机に向かい直す。
「ちなみに、得意科目は?」
俺は、だいたい数学と社会だった。
国語はどうせ実力。
英語は今でも難関だ。
「保健の性教育!」
「思春期の男子かっ!」
「と、英語?」
女子だなぁ…。
「とりあえず、ちゃんと勉強しろよ!」
「お兄ちゃん、待って!」
部屋を出ようとして、ユイに呼び戻された。
「チューしてくれたら、100点取れるかも!」
ユイの手が俺の後ろに回ってくる。
「ウソはつくなよ…」
ユイの頭を片手で抑え、俺はユイの唇に吸い付く。
チュクッ、チュッ、チュウっ
「プハッ」
「ん、じゃ、頑張れよ!」
「え?足りない…」
ユイの言葉を無視して、俺は部屋を出た。
「危なかった…」
俺のムスコ、成長中…。