妹萌えフラグ3
第12章 妹の勉強
30分後、適当にスパゲッティを作り終えた俺は、再びユイの部屋に行ってみた。
「お兄ちゃん…ムリだよ…」
涙目のユイが、泣きついてきた。
「解の公式は覚えらんないし、因数分解は解けないし…。そしたら他の教科に手が回んないし…。」
「死ぬ気で覚えろよ…」
呆れを通り越して、怒りに変わりそうだ。
「お兄ちゃぁん…!」
ユイが、イスから立ち上がり、俺にすがる。
「よし!分かった。お前に最適の勉強法で、教えてやる!」
「ホントにっ!?でも、最適って…?」
ユイの瞳に期待と怯えが宿る。
「徹夜は覚悟しとけよ」
「…うん」