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「あ！」

おそらく浴槽から出て、俺の眼前で立っているだろう、ユイの頓狂な声が風呂に鈍く響いた。

「でもねぇ、さっきみたいに、胸触られたらアレだから…」

アレって何だよ！と突っ込みたいが、俺の息子の恥ずかしい状態により、迂闊なことができない。

「手を後ろにやってね♪」

甘受した俺は、手を後ろに持っていく。

すると、次の瞬間！
ギュッ

両手が、縄状の何かで縛られた。

「お、おい…ユイ？」

「待ってね、キツくないように、でも簡単に外せないように縛るから…」