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妹萌えフラグ3

第9章 兄の心境



「ユイの体が愛しているのは…俺なんだよ…。」

俺の体が、ドクンッと波打つ。

「全く、リュウだったら進展することはないと高をくくって、この地を離れたのに…」

守兄ちゃんは、いつの間にか眠ってしまったユイに毛布をかけ、ベッドから降りる。

「お前も、いっちょまえに男なんだな」

守兄ちゃんは部屋を出る間際、俺にそう言い捨てた。

嫌みか、ただの感想か、それとも…。


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