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　カァン、カァンと凄まじい打ち合いが続いた。刀と刀がぶつかり合う度に、蒼白い焔が燃え立つのが小紅にも見えるようだった。こうなると、持久戦、しかも無勢に多勢、二人に一人では時間が経つにつれて、龍馬が勢い押されてしまうことになる。
―栄佐さん、坂本さまを助けて。
　握り合わせた小紅の手のひらには、じっとりと汗が滲んでいた。