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いちばん下はまだやっと一歳になったばかりだ。
「ヘン、おしまなんざ、まだ小便臭ぇガキじゃねえか。おいらはもう九つだぜ？　あんな青っぱな垂らしたガキと一緒にされちまっちゃあ、堪らねぇ」
　そう言う自分は、おしまと三つしか違わない子どもなのだけれど、智助にしてみれば、もう大人になった気分なのだろう。
　それにしても、このませた物言いはどこで憶えてくるのやら。小紅がまた笑いを噛み殺した。