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　信右衛門は小紅のまろやかな乳房を手のひらで感触を確かめるように揉んだ。両手で下から掬い上げるように持ち上げたかと思うと、形が変わるほど強く握りしめて揉み込む。
　その中、乳房の先端が固く凝ってきた。
「ホウ、感じているのだね」
　彼は嬉しげに言い、指で芯を持ち始めたいじらしい突起を捏ねるようにギュッと押し込む。
「っ！」
　思わず洩れそうになった声を飲み込み、小紅は涙に潤んだ瞳で信右衛門を見つめた。