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―こんなことって―。
　小紅は涙を振り零しながら、いやいやをするように首を振った。
　ざらついた肉厚の舌が蜜壺をさんざん蹂躙する。あまりの羞恥と気持ち悪さに、小紅はここで今、息絶えた方が幸せだとすら思った。やっと絵師が下半身から離れたかとホッとしたのも束の間、再びねっとりした舌が差し込まれた。
　だが、それだけではなかった。舌と共に押し込まれたのは小さな冷たい塊だった。