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　しかも、彼らは小紅の身体の大切な部分をさんざん嬲り慰み者にしたのだ。本当はもった早くに助けにくるつもりだったのが、気を利かしたあの例の年増の女中が早めに夕餉を運んできて長居をして話し込んでいったため、なかなか部屋を出られなかったのだ。
「危ないところだったな」
　栄佐が溜息をついたその時、膝の上の小紅が熱い吐息を洩らした。