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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~

第30章 あとがき

 しかし、何故かこの作品のストーリーを最初から最後まで構想として考えたときから、第三話では龍馬を登場させるという考えがあって、それを変更することができませんでした。なので、それならできるだけのことをやるしかないと覚悟を決めて、龍馬に登場して貰いました。
 この作品は六話形成ですが、一つ一つをご覧頂く限りには、さほど不自然ではないと思います。ただ全体的に長編としてみますと、やはり、三話で龍馬が出てきたというのがかなり響いています。まさか途中で幕末だったのが話の最後でまた中期に戻るなんてことはあり得ませんから、あくまでも話は幕末という風にご理解頂きたいのです。
 ただ、その点は作品の書き出しは実は江戸中期として始まったために、最後の話までそのつもりでいく気だったことも関係しています。こうなると、龍馬さんを出したことが良かったのかどうかという話になりますが、作者としては第三話はあれはあれで実は気に入っています。時代の申し子、幕末の英雄にもひとめ惚れされてしまった小紅ということで―笑。
 その辺り、少し大目にというか、ご理解頂ければと思います。
 さて、そんな具合でとりあえず復帰作第一弾が完成しましたが、いかがでしたでしょうか?
 至らない部分も多々あるかと思いますが、少しでも愉しんでご覧いただきましたら幸いです。

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