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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~

第6章 【残り菊~小紅と碧天~】 運命が動き出す瞬間

 もう、眼前に対岸の町並がひらけてきた。往来沿いに様々な店や芝居小屋が立ち並んでいるのが見える。中でも圧倒されるのは、かなりの数の小屋掛けであった。 

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