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心をあげる

第8章 心をあげる

「もうどうでもいいじゃないですか…

社長、あなたにはもう関係ないこと

ですけど…SINに心を持たせる

研究は続けても無駄だと思いますよ。

そもそも心を創るなんてできない。」




「………」




「でも

心を渡す方法ならあるんです。

この私が発見しましたから…」



「なんですって…?」



「リュカ…聞いてる…?

あなたに…



私があなたに心をあげる…」



マイカは微笑むと

手にした装置のスイッチを押した。

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