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心をあげる

第3章 あなたが呼んだ

ためらいながらも私は

寝室に端末を運んで来て

盗んで来たチップと並べる。



決してやってはいけないこと。

いくら姿が同じでも

所詮SINだ。

リュカの代わりにでもなるというの?



このキーを押したら

どんなことが待ち受けているのか

私には全くわからない。



でも…



私…



リュカに会いたい…!



私はキーを、押した。

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