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心をあげる

第3章 あなたが呼んだ

「…おはよう…マイカ」



ほら、この声…



「リュカ…おはよう…」



リュカと声まで同じなんだもの。

リュカが戻って来た…

ねぇ、リュカ…もっと声を聞かせて。



「リュカ…いま何時?」



「午前2時13分だね…マイカ。」



「リュカ…遅いから今日は寝てね。

お風呂に入るから、先に寝てていいよ。

これ…あなたにピッタリのはずだから

ちゃんと着て寝てね。」



「ありがとう…マイカ。」



こうしてまた2人の生活が始まった。

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