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心をあげる

第4章 あなたが欲しい

「リュカ…もう寝ようか。」



「おいで…マイカ。」



リュカの胸に顔を埋める。

あぁ…リュカの匂いがする。



チップはさっき入れた。

あとは…言うだけ。

私が、抱いてって…言うだけ。



ただ、それだけで

何かが始まる。

そして何かが終わり…

永久に元には戻れない。



ふと込み上げる喪失感。



「…っ!…リュカ…!リュカ!

…何で死んじゃったの…?!」

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