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心をあげる

第5章 あなたの言葉

「手紙も付いているよ…マイカ。」



どういうこと…?

死んだリュカからのメッセージ…?

今すぐ読みたい…



リュカは心が無いから

嫉妬することもないのに

その目を気にして言い訳する

愚かな私がいた。



「リュカ…リュカがお料理してる間

ゆっくりお風呂に浸ってこようかな…

お、お誕生日だし…」



「いってらっしゃい…マイカ。」



洗面所に手紙を持ち込むと

お風呂にお湯を張りながら

震える手で私は封を切った。

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