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心をあげる

第5章 あなたの言葉





ブーーーーッ



二人だけの空間に突然流れる音。

何か荷物が届いたみたい。

リュカが立ち上がり

スカイウェイに繋がるポストを

確認しに行ってくれた。



「リュカ…何だった?」



「マイカのバースデーケーキ。

送り主は〝君の王子様〟だって

…マイカ。」



君の王子様…?

…本物のリュカが

ふざけてよく言っていた。

二人以外知らないはずの…呼び名。

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