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お嬢様、執事にはお気をつけください

第2章 ライ

「ほら、これなんかどう?」

ライが違う服を持って迷路から帰ってきた。
色は紺がベースの落ち着いた感じのワンピースだが、デザインはかわいく、リアの好みだ。

「かわいい…!けど、こんな服あったっけ?」

リアは首を傾げた。

「絶対リアちゃんに似合うと思ったからさー、俺が買っちゃった!」

ライはリアの服のことを主に任されているので、リアの服を買うこともある。
リア自身もショッピングは好きだが、ライのセンスがいいため、勝手に買ってきてもリアが文句を言うことはまずない。

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