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お嬢様、執事にはお気をつけください

第2章 ライ

「ほらほら、はやく着てみせてよ!」
「うん」

リアは再び試着室へ入った。
しかしーーー

「……ライー」

リアは試着室のドアを少しだけ開けてライを呼んだ。

「あ、着替え終わった?見せて見せて!」
「あのー………ファスナー上げてくれる?」

リアは少し恥ずかしそうにお願いした。
身体がかたくて背中のファスナーに手が届かなかったのだ。

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