テキストサイズ

お嬢様、執事にはお気をつけください

第4章 リオン

「じゃあこの後時間空いちゃったね。ねえリオン、何しよう」
「俺に聞くなよ。何かやりたいこととかねーの?」
「んー…」

リアはやりたいことを探す。
しばらくして、やりたいことが見つかったのか、目を輝かせながらリオンに言った。

「リオン!じゃあリオンのやりたいことやろ!」
「はあ?俺?」
「そう!だってリオンって口は悪いけどいつもあたしがやりたいことやってくれてるじゃない?だから、ね?」

お願い、とリアは顔の前で両手を合わせる。
リオンは驚いて目を大きく開いたが、やがて諦めたように小さくため息をした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ