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お嬢様、執事にはお気をつけください

第4章 リオン

「わかった。口が悪いってのは余計だったけどな」
「やったあ!」

リアは喜び、満面の笑みを浮かべた。
しかし、運転席のリオンがイタズラを思いついた子供のような笑みを浮かべたことには気づいていなかった。





「リオン……どこ行くの?」

リムジンはリアの家から30分ほどのところにある小高い山を登っている。
すると、緩やかにリムジンが止まるのを感じた。
窓の外を見ると、どうやら頂上に着いたらしく、視界が開けていた。
リアの住む街が見渡せる。

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