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お嬢様、執事にはお気をつけください

第8章 リオン②

「よく撮れてるみたいだな」

リオンがリアを見てニヤリと笑う。

「け…消してっ!」
「おっと」

リアがビデオカメラを取り上げようとするが、かわされてしまう。

「それよりお前、時間だけど」
「え?……ああっ!」

時計を見ると、約束の時間まで30分をきっている。

「車正面に出しておくからな」
「ありがとう!やだ大変っ!」

リオンが部屋から出ようとしたが、ふと振り返って言った。

「礼ならあとでいい。コレ見ながら今夜たっぷりしてもらうからな」

リアはまた真っ赤になって固まった。

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