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先生、駄目ですっ……

第5章 カテキョとお嬢様

「…………見ました?」

恐る恐る確認する。

「ま、まぁ……少しだけ……」

いつも冷静な先生が気まずそうに焦って答える。

「……………………そう、ですよね」

あんなはしたないとこ見て、先生に嫌われただろうな……

「く、暗くてあんまりわからなかったからっ……気にするな」

煌々と明るい部屋で先生は白々しくそうフォローする。

なんかそれがカチンときた。

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