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先生、駄目ですっ……

第6章 数学の補習 2

田崎先生は口許に人差し指を立てて声を控えるように合図する。

耳を澄ますと遠くの方だけど誰かが廊下を歩く音が聞こえる。

私が大人しくなったのを待ってから先生は私の足の親指をぱくっと咥えた。


「っっ!? んんっ……」

首を振って悶える。

声、出ちゃうっ!!

くすぐったいってばっ!!


「き、汚ないからっ……先生ぇ……」

暗闇の中、囁くように訴えた。

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