テキストサイズ

先生、駄目ですっ……

第1章 数学の補習

「落ち着いたか?」

私の呼吸が落ち着いてから先生は無表情で尋ねてくる。

「は、い……なんとか……」

「そうか。じゃあ92ページ」

先生はそう言うと教科書を開いた。


「………………ヘ?」

「ヘ? じゃない。補習中だ」

「ほ、ほほ補習中!?」

なに言ってんの、この人。
あんなことしておいて!?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ