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先生、駄目ですっ……

第10章 カテキョとお嬢様 2

そうだよなぁ……

お嬢様だもんな……

「お、小野瀬先生はこの部屋に女性呼んだこと、あるんですか?」

「そりゃ……まあ、ね」

正直に答えてから失敗したかなと気付く。

悠希ちゃんは急に険のある目付きで俺を睨んできたからだ。

「ふんっ。先生の……えっち!! 最低っ!!」

「ごめんごめん。でもこんなに緊張してるのははじめてだよ」

「嘘ばっか……」

「本当だ。ほら……」


悠希ちゃんの手を俺の胸に当てる。

「ドキドキしてるの、わかる?」



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