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I'll be with you.

第9章 また、あの場所で……



隙間があかないくらいキツく抱きしめ合う私達。



ずっとこうしたかった……








「……あのさ、非常に言いづらいんだけど

こいつらどうしたらいい……?」







心の言葉にハッとして、光輝から体を離すと私達のラブシーンを終始見ていた方々……






『ご、ごめん……!』



「そんな奴らどうだっていいや。

カス野郎ボコってもなんも楽しくない」




……!?光輝!?



こんなこと言う人だったっけ!?




「何より……


未来が嫌がることをしたくない」





私が止めたから……?





心ははぁと息を吐いて私達を見つめた。




「やっぱコウは未来といる時が1番かっけぇわ」




そう言って、微笑むと心はその笑顔とは裏腹にその人達のお尻に一発ずつ蹴りをいれた。





「俺らのマドンナに手出した罰な。

悪い子はお尻ペンペン!!」




心は楽しそうにお尻をペシペシと蹴っていたけど、その横で……





『ペンペン!!!

心君!!尾てい骨折るくらい思いっきり!!』




「押忍!」




「優……

相当怒ってるな……」




心が蹴って、優ちゃん指示して、カナが呆れて……





私達を見守ってくれる3人





「こいつらのおかげで

未来への気持ちに向き合うことができたんだ」




『私もよ……』




ふざけてるようにしか見えないけど、



私達を繋いでくれた人達



これからも特別な人達……




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