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I'll be with you.

第10章 大学生活

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「優って、こんな顔してたんだ……

メイクしてるから忘れてたけど

高1のあんまメイクしてない時こんな感じだったかも……」



『……ちょっと待って。

予想以上……』




メイク落とした顔。



誰にも見られたくない顔を二人はまじまじと見てくる。



こないだの旅行でさえ恥ずかしくて、温泉に入ったあと少しだけメイクしてたっていうのに……


とうとう見られてしまった



『恥ずかしいからそんな見ないでよ……』



未来ちゃんは携帯で何かを調べると、すぐにメイクポーチを出した。



『ちょっとジッとしててね……』



未来ちゃんは、携帯を見ながら私にゆっくりとメイクしていく


その姿を後ろで眺めているカナの顔がみるみるうちに驚きの表情に変わっていった



『できたよ』


未来ちゃんは鏡の前に私を立たせた。




『……え?』




鏡に映し出されていたのは








「minaにそっくりだ……」







minaに良く似た私だった。


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