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『優ちゃん、８時には出るから準備してね』



未来ちゃんはトースターでパンを焼いて、私の前に置いた。



『え……？

………どっか行くの？』



漫画だったらよくある、？マークを頭の上に浮かばせながら私を見つめる



｢鍵開けてくれないし、

話も聞いてくれないから一応LINEで言ったよ｣



カナは携帯でLINEが送られてるか確認して、うん、ちゃんと送ってるよと言ってきた。



……そうなの！？



私は慌ててベッドにある携帯の電源を入れた






……LINE８件



着信履歴……５件





ほとんどは、カナから




でも、




４件の着信は




心君からだった……






留守番に残された心君の声








《 明日待ってる 》







その声とその言葉の意味が私にはよく理解できなかった。