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I'll be with you.

第13章 本当の自分




観客席に座るSHINファンの悲鳴にも似た叫び声が響く中、心君と私達だけが笑っていた。




「なんだよその反応!!

俺に彼女いたっていいじゃん!」




……まさか公開するなんて思ってなかったけど


心君の言葉で今まで不安だった気持ちが一気に吹っ飛んだ。






「SHIN、それは以前話題にもなっていた


……minaとは別の恋人…?」






「はい。

小学生の頃から10年以上も片想いしていた人です」






キッパリ言った心君にカナと光輝君は関心したかのように拍手をおくると、観客席の皆様もそれにつられて拍手をした。





「そ、それじゃあminaは……?」





司会者が理解に苦しみながら心君に質問を投げ掛けるも、もう既に流れは心君が握っていた。







「minaに聞いてみれば?

ここで俺が答えたらminaにする質問なくなるんじゃないですか?

…って、ことで

minaの登場です!どうぞ!」






司会者の仕事を取り、挙句の果てに勝手にminaを登場させる心君。



スタッフさんたちもこの無茶振りに対応して幕を開けた。



カーテンがゆっくりと開かれ、中から誰もが釘付けになる程の女性が姿を現した。






『待ちくたびれちゃったよ〜

SHINの過去バナ長すぎ……』








……mina





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