I'll be with you.
第3章 心君のお仕事が見てみたい!
心君から目が離せない
初めて見る心君ばかりで、状況についていけない。
「……すげ
外人と普通に話してるぞ……」
『アレハ、私ノ彼氏デスカ?』
「ハイ。ソウデス。」
『「「……。」」』
……心君って本当に凄い人じゃん!!
私の彼氏には勿体無いくらい……
新しい心君を発見する度に
私とは不釣り合いなんじゃないかって思ってしまう
「Would you like to hear our specials tonight?」
心君の声が聞こえてきて、私は反射的に心君の方を向くと、さっき私達にしていたようにメニューを指してなにか説明をしている。
注文を書いて、心君は一礼してまたその外国人を見て、誰もが痺れるくらいカッコイイ笑顔を見せた。
「Enjoy…」
それだけ言うと心君は厨房へと消えて行った。