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20時


浴衣に着替えた私達は大浴場に行く前にホテルの中を探検することになった。

１階の売店を巡って、お土産を見てから、私達はゲームセンターで延々とエアホッケーをやっていた。



｢くらええぇぇぇぇ！！｣


｢コウ！優を狙え！！！｣


『ちょっとやめてーーッ！！』


｢優！場所チェンジ！！｣



……ｶｼｬﾝｯ!!



｢心……お前に出来ないことはないのか？｣


｢なぜエアホッケーですらお前に勝てないんだ｣




全勝中の私と心君はカナと光輝君の気が済むまでエアホッケーで遊んであげた。



｢もうやめた！勝てないなら面白くない！！｣


光輝君が不貞腐れてエアホッケーをやめるとみんなは散り散りになってゲームセンターの中を歩いた。



カナと心君はマ〇オカートのゲームを２人でやっているので、私はそこら辺のゲームをただ見て回った。



『あ……、懐かしー。

高校の時に似てる先生いたな〜』



ＵＦＯキャッチャーの中にいるぬいぐるみを見ているとあの頃の記憶が蘇る。



『あの時、数学のテスト頑張ったな…』


みんなで勉強した一週間が懐かしい。






｢ぷーとか久々に見たわー。

懐かしいな!!｣