I'll be with you.
第3章 心君のお仕事が見てみたい!
そんなことないよ。
きっと未来ちゃんは光輝君のことを待ってるよ。
そう言いたい。
でも、そう言い切れる根拠が私にはなかった……
私の中の未来ちゃんは13年前で止まっていて
今の未来ちゃんを私は知らないから……
「未来なら誰とでも幸せになれるはずだ」
『光輝君……』
何も言えなかった。
光輝君は私のことをいつでも支えてくれたのに
私には何もできないの?
「しんみりしちゃったな!!
せっかくの泊まりなんだから楽しもう!」
光輝君はUFOキャッチャーから離れて、太鼓のゲームにお金を入れた。