I'll be with you.
第6章 祭り
『ごめん遅れちゃって
お母さんが着ろってうるさくて…』
「……やっぱり」
『え?なに?』
「浴衣似合うじゃん」
『え…//本当に…?//』
助手席に座る紺色の浴衣に身を包んだ優。
元々美人なのにこれは反則だろ……
色気のある体に、
髪を上げているせいか普段見慣れないうなじ
なんか、祭り行きたくねーな
「優、自分の姿ちゃんと鏡で見てきた?」
『う、うん。なんか変かな……?』
恥じらいながらも俺を見る優に、欲情した。
着けていたシートベルトを外して助手席に座る優の顔を寄せた。
『し、心く…っ!?』
誰にも見せたくない
話している優の口を強引に塞いだ。