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I'll be with you.

第7章 約束の花火





さっきまでクヨクヨしてた私




光輝の幸せを願いながら




本当は自分の幸せを願ってたから。




綺麗事ばかりで、偽善者ぶって




” 幸せでありますように ”なんて、




他人が言うことじゃない……




大切な人の幸せを誰かに任せるなんて




私どうかしてたよね。




大切な人を幸せにできる自信なんてないけど……





この離れてた空白の時間は





決して無駄じゃなかったって信じたい







『やっぱりここが穴場よね』






狭い路地を抜けて、街灯もない人気のない公園




昔からあるブランコに座って真上に広がる満天の星空に手を伸ばす。

















私の幸せと彼の幸せが



同じ場所にありますように……


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